プレミアムフライデー実施期間における柔軟な働き方推進へのご協力のお願い

2016年12月13日

会員代表者各位

一般社団法人 日本経済団体連合会
会長  榊原定征

プレミアムフライデー実施期間における柔軟な働き方推進へのご協力のお願い

ご高承のとおり、デフレ脱却と経済再生の着実な実現を通じて、GDP600兆円経済への確かな道筋をつけることは、わが国経済の最重要課題となっております。とりわけ、内需の柱である個人消費については、消費マインドの底上げを図るべく、官民一体となって、将来不安の払拭等に全力で取り組むと同時に、創意工夫を発揮し新たな需要の創造に挑戦することで、力強い個人消費の実現に総合的に取り組む必要があります。

こうした課題認識を念頭に、「日本再興戦略2016」における「官民戦略プロジェクト10」の一環として、今般、官民合同でプレミアムフライデーを導入することとなりました。これは、毎月の月末金曜日に、人々が日常より少し豊かな時間を過ごす習慣を創り、その定着を目指す官民を挙げた取組みです。現在、初回となる2017年2月24日(金)の実施に向けて、流通・旅行業界を中心に、関連イベントの開催や期間限定商品の販売等の準備が進められております。

経団連といたしましても、新たなライフスタイルの提案というプレミアムフライデーの趣旨に全面的に賛同し、推進しております。とりわけ、今年度は「働き方・休み方改革集中取組み年」であることから、プレミアムフライデーを契機に働き方を見直し、プレミアムフライデー実施期間中の柔軟な働き方の推進にご協力いただきたいと考えております。

会員代表者におかれましては、例えば、プレミアムフライデー当日の半日有給休暇(全日・時間単位を含む)の取得促進をはじめ、終業時間の前倒しやフレックスタイム制の活用等、各社で工夫し、社員の皆様が月末金曜日の午後は定時より早めに、できれば遅くとも午後3時までに仕事を終えられるよう、ご高配いただければ大変幸甚に存じます。

【ご参考】「プレミアムフライデー」の概要

※詳細はプレミアムフライデー推進協議会事務局ホームページ
https://premium-friday.go.jp/)をご覧ください。

  • 取組みの狙い
    毎月の月末金曜日に、買い物、外食、旅行、ボランティア等、日常よりちょっと豊かな時間(各人にとって「プレミアム」「サムシング・スペシャル」と感じる時間)を過ごす習慣を創り出し、定着させることにより、働き方やライフスタイルの見直しを推進。結果として消費マインドの向上につながることも期待。
  • 実施内容
    プレミアムフライデー実施期間中、賛同する店舗・エリアでは、統一ロゴマークを使用し、プレミアムフライデーに合わせた企画を展開。創意工夫を発揮しつつ、人々が豊かさ、満足感、幸せを感じられる商品・サービスを提供(イベントの開催、期間限定商品・メニューの販売等)
  • 実施時期
    月末の金曜日。初回は 2017年2月24日(金)。実施期間(例:月末金曜日のみ/月末金曜日を含む週末)及び実施頻度(例:毎月/隔月)については、賛同する店舗・エリアで任意に設定可能。
  • 対象地域・業種
    全国各地で業種横断的に実施(意欲ある店舗・エリアが率先して推進)。
以上