多様な人々が活躍する社会をめざして
− 男女が対等に、はつらつと働ける環境づくりを提案
キャッチアップ型の経済成長を経て、成熟期を迎える日本社会。今、求められるものは効率性より創造性、そして個性の尊重である。
企業も市場の多様化や労働力需給の逼迫も踏まえ、多様な人々が活躍できる環境作りが望まれる。そのひとつとして、意欲・能力ある女性の活躍の促進が重要である。
この認識の下、女性の社会進出に関する部会(坂本春生部会長)では、93年8月の発足以来、会員企業の経営者・人事部長・男女社員へのアンケート調査などを通じ議論を重ねた。86年の雇用機会均等法施行以降、働く女性をサポートする諸制度が整備されてきてはいるが、左図のように、性別を超えた対等なパートナーとしての意識面ではまだまだ不十分のようだ。
同部会ではこうした活動の結果を企業と政府、男女社員への提案を含めレポートとしてまとめ、今般公表した。
男女社員の意識の食い違い
〜 会社社員への「女性の働き方に関する意識調査」アンケート結果(94年9〜10月実施)より 〜
男性の7割が「外部との折衝時」に「女性がでてきてがっかりしたり不満に感じたこと」はない、またはあまりないと答えているが、女性の半数が「女性というだけの理由で軽んじられた」経験がある、と答えている。
(発送数2160通,回答数1609,回答率75%)
【男性へ】得意先など外部との折衝時に、女性が交渉当事者として出てきて、がっかりしたり不満に感じたことがありますか。

【女性へ】得意先など外部との折衝時に、女性というだけの理由で軽んじられたと感じたことがありますか。

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