経団連くりっぷ No.61 (1997年 8月28日)

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経団連・世界銀行グループ人事交流計画


経団連では、1996年より世界銀行グループとの間で、わが国企業との間の相互理解を深めるべく、人事交流プログラムを実施しております。第1回プログラムにおいては、世界銀行グループから日本企業へ3名の職員が、日本企業より世界銀行グループへ3名のエンジニアが2年間の予定で出向し、現在活躍しておられます。
この成果を踏まえ、去る2月に開催された第2回経団連・世界銀行グループ年次会合では、引き続き第2回人事交流プログラムを1998年より実施していくことが合意されました。下記は、その概要です。

  1. 日本企業から世界銀行グループへの職員派遣
  2. 対象者 経団連会員企業、経済・業界団体の職員
    人数・年齢 3名前後。30歳代から40歳代
    期 間 1998年のいずれかの時期より2年間(3年まで延長可能)
    身 分 出向
    (派遣者と世銀グループとの間で締結される期間採用契約に基づき世界銀行グループ職員として勤務)
    経費負担 世銀基準に基づき世銀が全費用を負担。
    (給与、扶養家族手当等。健康保険、年金、生命保険等への加入も可能。)
    ただし、住居手当は含まれない。
    勤務先 国際復興開発銀行(IBRD)、国際金融公社(IFC)米国ワシントンDCをベースに勤務。
    業種分野
    1. プロジェクト・ファイナンスおよび保証の専門家。
    2. 貿易金融の専門家。商社出身者。
    3. 輸出金融、信用保証等の専門家。銀行出身者。
    4. 中小企業の品質管理、輸出振興支援の専門家(中南米経験者)
    5. 組み立てラインでの経験者。製造業出身者。

  3. 世界銀行グループから日本企業への職員受入れ
  4. 対象者 将来、世界銀行グループの幹部となる職員
    人数・年齢 3名前後。30歳代から40歳代
    期 間 1998年のいずれかの時期より2年間(3年まで延長可能)
    身 分 出向
    (派遣者と受入れ企業との間で個別に出向契約を締結。世銀グループからの出向者は国際公務員の資格を保持する。)
    経費負担 受入れ企業の基準により企業側が全費用を負担する(給与、扶養家族手当、住居手当等)。
    ただし、これら諸費用は、企業から世銀本部へ支払ったものを、世銀から各派遣者に対し、世銀基準に基づいた金額を支払うこととなる。
    勤務先 日本企業(日本/海外支店等)
    業種分野 世銀職員が有する開発分野での知識を日本企業で活用できる分野

【お問い合わせ先】
国際本部国際協力グループ 金原、森田
TEL : 03-3279-1411 内線 3341, 3227

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