下の表に、高齢者福祉における自治体と民間とのコスト格差を示すが、その差は歴然である。サービス面はおおむね同等でありながら人的費用構造の違いなどにより、例えば、ホームヘルプサービスや入浴サービスについては、一般の民間企業が経営する民間シルバービジネスは市町村の半額以下のコストで、サービスを提供できることがわかる。
今後、安価で良質なサービスを享受できるようにするために、民間事業者の参入を認めるとともに、介護切符(バウチャー)制度の導入等により、利用者がサービスを選択できるようにすべきである。
サービス内容→ ↓主体 |
ホームヘルプ サービス (1時間当り) |
入浴サービス (1回当り) |
配食サービス (1食当り) |
老人ホーム (1人1日当り) |
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「公」 | 市町村常勤 | 5,040 | 32,400 | − | 365,548 |
「民」 | 社会福祉法人 (社会福祉協議会) |
常 勤 4,422 非常勤 1,648 |
19,231 | 1,634 | 297,243 |
民間シルバービジネス | 2,486 | 13,931 | 983 | 266,664 |
サービス内容→ ↓主体 |
ホームヘルプ サービス |
入浴サービス | 配食サービス | 老人ホーム | |
---|---|---|---|---|---|
「公」 | 市町村常勤 | 100.0 | 100.0 | − | 100.0 |
「民」 | 社会福祉法人 (社会福祉協議会) |
常 勤 87.7 非常勤 32.7 |
59.4 | 100.0 * | 81.3 |
民間シルバービジネス | 49.3 | 43.0 | 60.2 * | 72.9 |