経団連くりっぷ No.94 (1999年1月28日)

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『経済団体連合会五十年史』発刊のお知らせ


1995年10月から編纂を進めてまいりました『経済団体連合会五十年史』が、2月中旬に発刊の運びとなりました。「50年史」は、既刊の「30年史」以降の20年間(1977〜97年度)を主な対象とし、「民間の側から見た経済政策史」のスタイルをとりました。本文の執筆は、武田晴人東京大学経済学部教授をはじめ、4名の学者にお願いしました。

土光敏夫、稲山嘉寛、斎藤英四郎、平岩外四、豊田章一郎と5代の会長にわたるこの20年間は、石油危機後の企業批判の高まり、円高、経済摩擦、財政赤字の増大と行政の肥大化、冷戦構造の解体、景気の減退など、さまざまな出来事が交錯した激しい環境変化の時代でした。当会はこの間一貫して、民間活力を中心とする経済基盤強化を訴えてきました。経団連の活動領域が国内的にも国際的にも一層拡大したことは、B5判で1,400ページ近い大部な「50年史」が出来上がったことでも実感できます。巻末には詳細な索引を付し、「調べる年史」としての機能を高めました。

「50年史」は、書籍版に加え、電子メディアの特性を十分に生かしたCD-ROM版も制作しました。CD-ROM版は、今回書き下ろした「50年史」本文とともに、既刊年史(「前史」「10年史 上・下」「30年史」)の本文、経団連創立以来の意見書・提言、年表など、経団連の50年間の活動を網羅しており、「自在に検索できる年史」としては、わが国初のものと自負しています。

2種類の「50年史」が「経団連の歴史百科事典」として活用され、当会に対する関心や理解がさらに深まることを期待いたします。

「50年史」CD-ROM版
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