経営タイムス No.2694 (2003年10月2日)
２００５年日本国際博覧会（愛称＝愛・地球博）の前売入場券発売が始まった９月２５日、日本経団連の奥田会長は東京・大手町の経団連会館で、同博覧会協会の豊田章一郎会長（日本経団連名誉会長）らの訪問を受け、予約していた前売入場券を購入、ＰＲ用のチケットを受け取った。
訪問した豊田・同博覧会協会会長はまず、同博覧会の前売入場券が今日から発売になったことを報告。その上で、「前売入場券が売れないことには始まらない」と述べ、「経済界にも博覧会会場を視察してほしい」とアピール、経済界に協力を呼びかけた。
さらに、同博覧会への参加表明がされていないアメリカとブラジルの参加についても、日本経団連に参加表明に向けての協力を求めた。
◇ ◇ ◇２００５年日本国際博覧会は「自然の叡智」をテーマに、２００５年３月２５日〜９月２５日の１８５日間、愛知県名古屋東部丘陵（長久手町・豊田市、瀬戸市）の各会場で開催。また、同博覧会の準備・開催運営等を行う同博覧会協会は、豊田・日本経団連名誉会長が会長を務めるほか、副会長、常任理事らで構成。奥田会長も同博覧会協会副会長を務めている。
９月２５日から発売を開始した第１期前売入場券は大人３７００円、中人（満１２〜１８歳未満）２０００円、小人（満４〜１２歳未満）１２００円、シニア（満６５歳以上）３０００円で、当日券の約２０％引き。券には、０．４ミリ角の超小型ＩＣチップを埋め込んであり、会場内でのさまざまなサービスを受けることが可能となっている。旅行代理店や交通機関、コンビニエンスストア等のほか、インターネットでも購入できる。