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経営タイムス No.2727 (2004年6月24日)

日本経団連・奥田会長、国際自由労連・シャメンダ会長と懇談

−良好な労使関係維持の考え示す


日本経団連の奥田碩会長は14日、東京・大手町の経団連会館で、国際自由労連(ICFTU)のファクソン・シャメンダ会長(ザンビア労働組合会議会長)の表敬訪問を受け、懇談を行った。ICFTUは、152カ国233のナショナルセンターで構成。今回、シャメンダ会長が来日したのは、今年12月に宮崎で開催予定である「第18回ICFTU世界大会」の準備が主な目的。この日の訪問には、日本労働組合総連合会(連合)の笹森清会長が同行した。

懇談の中でシャメンダ会長はまず、アフリカは55の国から成り、多様性に富んでいる大陸であると述べた上で、「政治紛争を抱えた数カ国を除き、ほとんどの国が平和を享受している」と、アフリカの現状について説明した。
また、国づくりにおいて重要な役割を果たす労使関係については、「日本の良好な労使関係が、アフリカ地域、さらにグローバルレベルでも良い影響を与えることを期待している」と語った。

これに対して奥田会長は、日本経団連と連合の関係を紹介、「両者間で意見の相違点はあるものの、そうした場合でも率直に意見を交換することによって、良い関係を構築してきた」と述べるとともに、今後も良好な労使関係を維持したいとの考えを示した。

最後にシャメンダ会長は、「労使関係の分野においても、日本にリーダーシップを発揮してほしい」と要望した。


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