日本経団連タイムス No.2731 (2004年7月22日)

春季労使交渉・中小企業最終集計

−567社平均3576円、1.41%/昨年とほぼ横ばいの結果に


日本経団連が21日に発表した「2004年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」(最終集計)<PDF>によると、調査対象の17業種、従業員数500人未満の企業731社のうち、集計可能な567社の妥結額平均は3576円、アップ率は1.41%で、昨年(3296円、1.29%)とほぼ横ばいの結果であることがわかった。

また、今回の妥結結果を、6月3日に発表した大手企業の最終妥結実績<PDF>(154社平均、5378円、1.64%)と比較すると、額で1802円、率で0.23ポイントのマイナス。大手企業の最終妥結実績と比較して、中小企業の最終妥結額・アップ率ともに下回るのは、1994年以降11年連続となる。

製造業・非製造業別では、製造業401社の妥結額平均は3916円、1.51%で、昨年の最終妥結実績(410社平均、3572円、1.38%)と比べると、額で344円、率で0.13ポイント、それぞれプラス。
一方、非製造業166社の妥結額平均は2577円、1.08%で、昨年の最終妥結実績(161社平均、2559円、1.05%)と比べると、額で18円、率で0.03ポイント、どちらもプラスという結果となった。

【労働政策本部労政・企画担当】
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