日本経団連タイムス No.2764 (2005年4月21日)

春季労使交渉、大手の7割強で回答

−96社平均5208円、1.59%


日本経団連が20日に発表した「2005年春季労使交渉・大手企業回答状況」(第3回集計)<PDF>によると、調査対象(従業員500人以上、22業種・大手288社)の71.5%に当たる206社で回答(了承・妥結を含む)が示されており、このうち、平均額がわかっている96社の回答額平均は5208円、アップ率は1.59%であることが明らかとなった。今回の集計結果を、同一企業の昨年実績(5118円、1.56%)と比べると、金額で90円、率で0.03ポイントのプラスという結果となった。

製造業・非製造業別にみると、製造業83社の回答額平均は5315円、アップ率は1.66%で、昨年実績(5192円、1.62%)と比べると、金額で123円、率で0.04ポイントのプラス。一方、非製造業13社の回答額平均は4993円、アップ率は1.47%で、昨年実績(4972円、1.45%)と比べると、金額で21円、率で0.02ポイントのプラスとなっている。

回答・妥結額の分布では、「3500〜4000円未満」(21社、21.9%)が最も多く、次いで、「5000〜5500円未満」と「6000〜6500円未満」(16社、16.7%)、「4500〜5000円未満」(12社、12.5%)の順。

アップ率の分布では、最も多いのは「1.20%未満」(20社、20.8%)で、以下、「1.90〜2.00%未満」(11社、11.5%)、「1.30〜1.40%未満」と「2.00〜2.10%未満」(ともに10社、10.4%)が続いている。

【労働政策本部労政・企画担当】
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