日本経団連タイムス No.2773 (2005年6月30日)

166社平均86万5002円

−夏季賞与・一時金大手妥結状況


8割強で妥結

日本経団連が29日に発表した「2005年夏季賞与・一時金 大手企業妥結状況」(加重平均)の第2回集計<PDF>によると、調査対象288社(従業員500人以上、22業種)の83.3%に当たる240社が妥結しており、このうち平均額がわかっている166社の妥結額平均は86万5002円、前年夏季比3.21%増であることが明らかとなった。今回の集計結果を、同一企業の前年実績(夏季83万8060円、冬季82万6052円)と比べると、夏季は2万6942円増、冬季は3万8950円増という結果となった。

製造業・非製造業別では、製造業146社の妥結額平均は86万5140円で、前年夏季実績(82万5198円)と比べると、額で3万9942円増、アップ率は4.84%となった。一方、非製造業20社の妥結額平均は86万4649円で、前年夏季実績(87万66円)と比べると、額で5417円減、アップ率はマイナス0.62%となっている。

妥結額の分布をみると、「65万円〜70万円未満」(26社、16.7%)が最も多く、次いで、「75万円〜80万円未満」(20社、12.8%)、「70万円〜75万円未満」(18社、11.5%)、「90万円以上」(17社、10.9%)の順となっている。

アップ率の分布で最も多いのは「10.0%以上」(34社、22.1%)で、以下「0.0〜2.0%未満」(30社、19.5%)、「2.0〜4.0%未満」(19社、12.3%)が続いている。なお、次回の集計は最終集計となり、7月20日に発表する予定。

【労働政策本部労政・企画担当】
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