日本経団連タイムス No.2790 (2005年11月3日)

年末賞与・一時金、136社平均86万3577円

−大手の7割強で妥結


日本経団連は10月26日、「2005年年末賞与・一時金大手企業妥結状況」(加重平均)の第1回集計<PDF>を発表した。それによると、調査対象である主要企業22業種・大手288社のうち71.2%に当たる205社で妥結しており、このうち、集計可能な136社の妥結額平均は86万3577円で、昨年末の同一企業の妥結実績(82万1853円)と比べると、額で4万1724円のプラス、アップ率は5.08%となっていることがわかった。

製造業・非製造業別では、製造業117社の妥結額平均は87万957円で、前年年末の妥結実績(81万7566円)と比べると、額で5万3391円のプラスとなり、アップ率は6.53%。一方、非製造業19社の妥結額平均は83万4894円で、昨年末の妥結実績(83万7232円)と比べると、額で2338円の減、アップ率はマイナス0.28%となった。

妥結額の分布をみると、最も多いのは「65万円以上70万円未満」の20社(15.9%)、次いで、「60万円以上65万円未満」と「90万円以上」(ともに17社、13.5%)の順となっている。

また、昨年末の妥結実績と比べたアップ率の分布では、最も多いのは「10.0%以上」の26社(21.0%)で、「2.0%以上4.0%未満」の25社(20.2%)、「0.0%以上2.0%未満」の19社(15.3%)と続いている。

2005年年末賞与・一時金の妥結状況の集計は、次回11月下旬に発表した後、12月中旬に最終集計を発表する予定となっている。

【労働政策本部労政・企画担当】
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