日本経団連タイムス No.2801 (2006年2月16日)

デジタルカメラ活用講座を開催/社内広報センター

−基本的使い方から撮影実習まで


日本経団連の社内広報センターは1月31日、都内で「社内報編集に『使える』デジタルカメラ活用講座」を、20名の受講者を集めて開催した。同セミナーはデジタルカメラの使い方の基本から撮影実習までを学ぶもので、講師はキヤノン・コーポレートコミュニケーションセンター宣伝部写真制作課フォトグラファーの押田秀輝、久高真理子の両氏。

まずは、デジタル一眼レフカメラの特長や撮影の姿勢、ズーム、露出補正、ストロボなどの使い方について解説があった。続いてポートレート、集合写真、表彰式での授与シーン、会議の様子、うす暗い条件下での撮影テクニックなど、実際に社内報制作現場で遭遇する場面を想定し、カメラを1人1台使用して実習を行った。それぞれのワークショップごとに撮影を行うポイントについてきめ細かな説明があり、ロールプレイ形式による現場を設定、受講者は数グループに分かれ、撮影した。さらに撮影した画像はプロジェクター上に映し出され、批評が行われた後、ワークショップで撮影された画像の一部がプリントアウトされ、受講者に手渡された。また、実際に撮影した画像データの基本的な処理方法や、逆光、手ブレ、ピンぼけ、暗い画像など、失敗作の修正方法を、プロジェクターを通して説明した。
さらに、キヤノン販売で発行しているグループ社内報「Canon Frontline」とコミュニケーション誌「C-Magazine」の編集業務効率化の事例紹介もあった。ここでは、グループ各社での写真や校正などデータ・資料のやり取り、セキュリティ、仕組みづくりといった課題について、ITツールを活用して解決した同社広報部の取り組みが紹介された。

参加者に好評

参加者からは「少人数だったので、わからないときにはすぐにアドバイスをもらえてよかった」「カメラの基本機能の知識がなかったので大変勉強になった」「プログラムの内容が濃く、短時間でいろいろと実習でき、充実した時間を過ごせた」などの声があり、セミナーに満足との意見が多かった。

【出版・研修事業本部社内広報センター】
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