日本経団連タイムス No.2815 (2006年6月1日)

記念パーティー開催/経済界や政界から約900名出席

−御手洗新会長の船出祝福、奥田前会長の功績に謝意


総会終了後に開催された記念パーティーには、小泉純一郎総理大臣も駆けつけるなど、経済界や政界などを代表する人々が顔をそろえた。約900名にも及ぶ出席者でにぎわった会場には、御手洗冨士夫・日本経団連新会長の船出を祝福する姿や、総会において名誉会長に就任した奥田碩・前会長に、謝意を伝えようとする人々の長い列が見られた。

パーティーの冒頭、小泉首相があいさつに立ち、御手洗新会長の就任を祝うともに、奥田名誉会長の4年間の功績に対し、感謝の意を表した。また、「経済力はまさに、政治の活力の源」と述べて、より良い社会を築くために政治と経済の連携は今後も重要であるとの認識を示した。

その後、会員企業の代表者や政府・政党の要人ら多数の出席者が、パーティーの中心となった御手洗会長と奥田名誉会長を取り囲み、かわるがわるあいさつ。御手洗会長には、「おめでとうございます」「新会長の一層のご活躍を期待します」――などの祝辞や激励の言葉を述べるとともに、日本経団連の活動に対して、具体的な要望や意見を伝える出席者もいた。御手洗会長は、にこやかに握手を交わすなどこれに応えながら、日本経団連へのさらなる協力と支援を呼びかけた。また、海外の要人に対しても、流暢な英語で和やかに懇談する姿も見られた。
経済界を牽引するリーダーとしての激励を受けながら、御手洗会長は、あいさつを求める出席者一人ひとりとしっかり向き合い、多くの出席者と意見交換を行った。
また、4年にわたり、経済界を牽引し続けた奥田名誉会長には、その労をねぎらう声、功績に対する賞賛や感謝の言葉のほかに、「退任後のご予定は?」などの質問も飛び交い、終始和やかにあいさつに応えた奥田名誉会長の表情から、笑顔が絶えることはなかった。

記念パーティーには、猪口邦子・内閣府少子化・男女共同参画担当大臣が出席したほか、政界からも多くの関係者が集った。政党幹部では、自由民主党の武部勤幹事長や片山虎之助参議院幹事長、民主党の小沢一郎代表らも会場に姿を見せた。

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