日本経団連タイムス No.2816 (2006年6月8日)

春季労使交渉・大手最終集計

−128社妥結額平均5813円、1.76%


日本経団連は7日、「2006年春季労使交渉・大手企業妥結結果(加重平均)」の最終集計結果<PDF>を発表した。これによると、調査対象288社(従業員500人以上、22業種)の81.6%に当たる235社で妥結しており、このうち平均額がわかっている128社の妥結額平均は5813円、アップ率は1.76%であることが明らかとなった。今回の集計結果を、昨年の最終集計結果<PDF>(05年6月8日発表、5504円、1.67%)と比べると、金額は309円の増加、率は0.09ポイントのプラスとなっているが、妥結額平均は5年連続の5000円台となるなど、ほぼ横ばいで推移している。

製造業・非製造業別にみると、製造業113社の妥結額平均は5951円、アップ率は1.81%で、昨年の最終集計結果(5649円、1.73%)と比べると、金額で302円の増加、率で0.08ポイントのプラス。
一方、非製造業15社の妥結額平均は5367円、アップ率は1.59%で、昨年の最終集計結果(5007円、1.47%)と比べると、金額で360円の増加、率で0.12ポイントのプラスとなっている。

妥結額の分布をみると、「5000〜5500円未満」(23社、19.5%)が最も多く、次いで、「3500〜4000円未満」と「6000〜6500円未満」(ともに19社、16.1%)、「5500〜6000円未満」(13社、11.0%)の順となっている。
アップ率の分布で最も多いのは「1.20%未満」(19社、16.1%)で、以下、「1.90〜2.00%未満」(15社、12.7%)、「1.50〜1.60%未満」(12社、10.2%)が続いている。

【労政第一本部労政担当】
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