日本経団連タイムス No.2820 (2006年7月6日)

夏季賞与・一時金、大手の8割強で妥結

−163社平均89万494円


日本経団連が6月28日に発表した「2006年夏季賞与・一時金大手企業妥結状況(加重平均)」の第2回集計<PDF>によると、調査対象(従業員500人以上、22業種288社)の81.3%に当たる234社が妥結しており、このうち、平均額がわかっている163社の妥結額平均は89万494円、前年夏季比2.18%であることが明らかとなった。今回の集計結果を、同一企業の前年実績(夏季87万1535円、冬季86万7186円)と比べると、夏季は1万8959円増、冬季は2万3308円増という結果となった。

製造業・非製造業別にみると、製造業139社の妥結額平均は90万3572円で、前年夏季実績(87万5306円)と比べると、額で2万8266円増、アップ率は3.23%となった。
一方、非製造業24社の妥結額平均は86万1209円で、前年夏季実績(86万3547円)と比べると、額で2338円減、アップ率はマイナス0.27%となっている。

妥結額の分布をみると、「90万円以上」(27社、17.6%)が最も多く、次いで、「65万円〜70万円未満」(26社、17.0%)、「70万円〜75万円未満」(19社、12.4%)の順となっている。
アップ率の分布では、最も多いのは「0.0〜2.0%未満」と「10.0%以上」(ともに31社、20.7%)で、以下「2.0〜4.0%未満」(16社、10.7%)、「6.0〜8.0%未満」(14社、9.3%)が続いている。

次回の集計(最終集計)は、7月中旬に発表の予定。

【労政第一本部労政担当】
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