日本経団連タイムス No.2973 (2009年11月5日)

大塚評議員会副議長・観光委員長が中韓観光相と懇談

−観光を日中韓産業協力の主要な柱にまで発展へ



左から2人目が邵局長、4人目が本保長官、
5人目が辻元副大臣、6人目が大塚副議長

日本経団連の大塚陸毅評議員会副議長・観光委員長は10月17日、名古屋市内のホテルで、辻元清美国土交通副大臣、本保芳明観光庁長官とともに、第4回日中韓観光大臣会合に出席した邵キ偉中国国家旅游局長、柳仁村韓国文化体育観光部長官と相次いで懇談した。

大塚副議長・観光委員長は席上、「日中韓3カ国が北東アジア観光ゾーンを形成し、域内の観光交流を拡大するとともに、その他のアジア諸国や欧米等からも集客できることが望ましい。日本経団連は、3年前から韓国・全経連(全国経済人連合会)との間で日韓観光協力会議を開催し、観光振興による地域活性化方策や人材育成、観光客受け入れ体制の整備などについて、経済界における協力方策を検討しているところである。今後、観光を日中韓産業協力の主要な柱にまで発展させていきたい。また、2010年に上海万博、2012年には麗水万博が開催されるが、これらを契機に、三国間のさらなるネットワーク強化を図りたい」と力強く抱負を語った。

辻元副大臣、邵局長、柳長官とも、大塚副議長・観光委員長の意見に理解を示し、北東アジア観光ゾーン形成に向け政府も協力していくとして、意見が一致した。

【産業政策本部】
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