日本経団連タイムス No.2986 (2010年2月25日)

2010年度日本経団連洋上研修の実施概要決定

−10月5日から7泊8日で


日本経団連が今秋実施する「洋上研修」の実施概要が決まった。同研修は1970年にスタートしたもので、2010年度は46回目となる。10月5日に横浜港を出港し韓国・仁川に寄港、12日に帰国する。「強い組織、熱い職場をつくる」を総合テーマに、7泊8日の往復全行程を船で実施する。

日本経団連洋上研修は、第一線管理者・監督者など職場リーダーの意識改革、視野拡大をねらうもので、これまでの修了者は1万6898人に上る。日常の生活とは隔絶した環境のなかで、初めて出会うメンバーが徹底したグループ討議や経験交流を通じて、行動目標、異文化体験を共有しつつ、自己を大きく成長させる。

研修終了後には、学び続けることを習慣付けるフォローアップ講座も実施。効果の高いリーダー研修として参加企業から評価を受けている。

次年度第46回は「強い組織、熱い職場をつくる」が総合テーマ。活力ある組織をつくっていくために何をなすべきか、徹底したグループワークの切磋琢磨のなかで、参加者は自分の限界を切り拓いていく。

船内研修はテーマの設定から行動計画の策定まで、各班・グループごとにディスカッションしながら進めていく。アドバイザーは野田稔・明治大学大学院教授(NHKの番組「経済ワイドビジョンe」メインキャスター)が務める。

寄港地仁川では、国際ビジネス・学術都市づくりを目指し開発が進む仁川広域市の経済自由区域(IFEZ)を視察し、あわせて、現地企業、日系企業なども訪問する予定。

実施概要は次のとおり。

◇日程
2010年10月5日(火)〜12日(火)
◇コース
横浜港→韓国(仁川)→横浜港
◇使用船
「ふじ丸」(日本チャータークルーズ)
◇参加費
船室2人部屋39万8000円、1人部屋49万8000円
◇対象者
管理者、監督者、若手リーダー(労働組合からの参加も可)
◇申し込み・問い合わせ先
日本経団連事業サービス洋上研修担当(電話03‐6741‐0042)
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