日本経団連は3月29日、2010年春季労使交渉の大手企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
それによると、調査対象(21業種、大手251社)の約半数(51.0%)に当たる128社で回答(了承・妥結含む)が示され、このうち平均額がわかっている43社の総平均は6165円、賃上げ率1.89%であった。昨年の第1回集計結果(09年3月31日発表、51社5815円、1.77%)と比較すると、額・率ともに上昇し、額で350円、率で0.12ポイントのプラスとなった。
業種別にみると、製造業の総平均は6266円、賃上げ率1.94%で、昨年の第1回集計結果(5695円、1.74%)と比較すると、額、率ともプラス。一方、非製造業の総平均は5341円、賃上げ率1.57%で、昨年の第1回集計結果(6165円、1.84%)に比べ、額、率ともにマイナスとなっている。
今後、4月下旬に第2回集計、6月上旬に最終集計を取りまとめる予定。