日本経団連タイムス No.2996 (2010年5月13日)

ナジブ・ラザク・マレーシア首相兼財務相を招き歓迎昼食会開催

−日本経団連など5団体


日本経団連など5団体が開催した
ナジブ・マレーシア首相歓迎昼食会

日本経団連、日本貿易会、日本商工会議所、経済同友会、日本マレーシア経済協議会の5団体は4月20日、都内のホテルでナジブ・ラザク・マレーシア首相兼財務大臣の歓迎昼食会を開催した。日本経団連からは佐々木幹夫副会長らが出席した。

冒頭、主催者を代表して歓迎あいさつを行った日本貿易会の勝俣宣夫会長は、2006年に発効した日本・マレーシア経済連携協定が両国の経済関係をより強固にしていると指摘し、両国経済交流でのナジブ首相の一層のリーダーシップに対して期待を表明した。

これに対する答礼においてナジブ首相は、謝意を表明したうえで、マレーシアでは民間企業の活力を利用して、国民経済を発展させることが重要であり、民間部門のリーダーシップを一層高めていくために、政府が支援していくと述べた。

また、政府はまず金融サービス部門の自由化と規制緩和を通じて海外からの投資を進め、次いで政府系企業の民営化等により民間のリーダーシップを強めるとともに、3月末に発表した計画「新経済モデル」で、マレーシアを高所得国に飛躍させたいと語った。

さらに、日本企業へのメッセージとして、「マレーシアは成長とビジネスとを重視する国である」と述べ、マレーシアのビジネス環境を改善し、ビジネス機会を拡大して、日本企業が新規および再投資を行いやすい信頼性の高い市場をつくりたいと表明した。ナジブ首相は、両国関係のますますの繁栄、発展を祈念してあいさつを締めくくった。

【総務本部】
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