日本経団連は２１日、２０１０年春季労使交渉の中小企業業種別回答状況（加重平均）の第２回集計を発表した。
それによると、調査対象（１７業種、７５２社）のうち２５３社（３３．６％）で回答（了承・妥結を含む）が示され、このうち平均額がわかっている２４３社の総平均は３８０８円、賃上げ率１．５０％だった。昨年の第２回集計結果（２３２社平均３６５１円、１．４２％）と比べると、金額で１５７円、率で０．０８ポイントのプラスとなった。
業種別にみると、製造業１６６社の平均は４１５６円、賃上げ率１．５９％（０９年の第２回集計３９１８円、１．４９％）、非製造業７７社の平均は３０２３円、賃上げ率１．２６％（同２９３９円、１．２０％）で、額・率とも前年を上回った。
同調査は今後、６月中旬に第３回集計、７月中旬に最終集計を取りまとめる予定。