日本経団連タイムス No.3001 (2010年6月17日)

2010年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(最終集計)

−113社平均5886円、賃上げ率1.86%


日本経団連は10日、2010年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。

それによると、調査対象(21業種、大手251社)のうち202社(80.5%)で回答(了承・妥結を含む)が示され、このうち平均額がわかっている113社の総平均は5886円、賃上げ率1.86%で、昨年の最終集計結果(09年6月19日発表、110社5758円、1.81%)と比較すると、額で128円、率で0.05ポイントのプラスとなった。

業種別にみると、製造業106社の総平均は5840円、賃上げ率1.86%(09年の最終集計5693円、1.80%)、非製造業7社の総平均は6167円、賃上げ率1.85%(同6139円、1.84%)となっている。

回答・妥結額の分布をみると、「5500円〜6000円未満」と「6000円〜6500円未満」(ともに15社、18.3%)が最も多く、以下「4500円〜5000円未満」(13社、15.9%)、「5000円〜5500円未満」(11社、13.4%)の順となっている。

賃上げ率の分布で最も多いのは「1.90〜2.00%未満」(13社、15.9%)で、次いで「1.50〜1.60%未満」「1.80〜1.90%未満」「2.20%以上」(いずれも10社、12.2%)が続いている。

【労働政策本部】
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