日本経団連タイムス No.3006 (2010年7月22日)

2010年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(最終集計)

−537社平均3824円、賃上げ率1.52%


日本経団連は20日、2010年春季労使交渉の中小企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。

調査対象(17業種752社)のうち、547社(72.7%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている17業種537社の総平均は3824円、賃上げ率1.52%となった。昨年の最終集計結果(09年7月31日発表、566社平均3486円、1.38%)と比べると、金額で338円、率で0.14ポイントのプラスとなった。

業種別にみると、製造業361社の平均は4047円、賃上げ率1.58%(09年の最終集計3679円、1.44%)、非製造業176社の平均は3314円、賃上げ率1.37%(同3051円、1.24%)であり、製造業・非製造業のいずれも額・率とも前年を上回った。

規模別では、「300人以上」(103社)は4221円(賃上げ率1.63%)、「100〜300人未満」(270社)は3565円(同1.44%)、「100人未満」(164社)は3127円(同1.30%)となった。すべての規模で額・率ともに前年を上回っており、規模が大きいほど賃上げ率が大きくなっている。

【労働政策本部】
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