日本経団連タイムス No.3014 (2010年9月30日)

米倉会長記者会見


日本経団連の米倉弘昌会長は27日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。

日中関係について米倉会長は、政府による尖閣諸島沖での中国漁船船長の逮捕ならびに勾留は正当な行為であるとの認識を示した。また、勾留期限を一度延長してから釈放したことについては、事態の鎮静化に向けたものであろうと指摘。さらに、「日中関係が深化しているなか、今後もこうした事態が発生し大問題となることがないよう、未然に解決するための仕組みをつくってほしい」と語った。

日本経済については、「自律的な回復軌道に戻ったとは言えず、補正予算の編成を含む経済対策策定の指示が出されたことは適切」との見方を示し、スピード感をもって雇用と需要の創出に結び付く対策を実施してほしいと述べた。

【社会広報本部】
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