1%クラブカレッジは、企業に勤める人々が社会の課題について学び、自ら考え、行動するきっかけを提供するため、1%クラブが2003年度から開設するカレッジです。社会福祉、環境、教育、多文化共生など、社会には数多の課題があります。そうした課題に気づき、対処するために活動しているNPO関係者を講師に、活動に取り組むことによって見えてきた、変貌する社会の姿やさらなる課題を語っていただき、参加者が共に考え、学んでいくことを目指します。
関心ある社会的課題の現状を知りたい、社会と繋がっているという実感を持ちたい、自分が培ってきた知識や技術を社会のために役立てたい、NPOとは何かを知りたい…そんな思いを持っている企業人の皆さん、是非ご参加ください。新しい出会いや刺激が皆さんをお待ちしています。
(1) | 日 時 | 2003年9月30日(火)18:00〜20:30 |
(2) | 場 所 |
経団連会館 12階 ダイアモンドルーム (住所:東京都千代田区大手町1−9−4 →案内図) |
(3) | プログラム | |
18:00〜18:45 | 交流会(軽食付) | |
18:45〜19:00 | 開校式/挨拶: 伊藤助成 1%クラブ会長 | |
19:00〜20:30 | 企業人のためのNPO基礎講座 | |
(4) | 参加費 | 2,000円(含 軽食代。当日会場にてお支払いください。) |
(5) | 申込方法 | 参加申込書は1%クラブ事務局までご請求ください。 |
企業人のためのNPO基礎講座 (特定非営利活動法人 日本NPOセンター寄付講座) |
講師:特定非営利活動法人 日本NPOセンター常務理事 山岡義典さん |
NPOとは何か? 特に「現在」の「日本社会」にとって何か? NPO法が施行されてやがて5年が経とうとしており、NPO法人の数も1万2千を越え、NPOの存在意義もそれなりに社会に認められるようになりました。しかし普及とともに当初の関係者の思いが風化しつつあるのではないかと危惧される状況もあります。それだけに、今こそしっかりとNPOの意味を再確認したい。そしてNPOの活動が将来の企業活動とどのような関係を持ちうるのか、まだ見えぬ関係も含めて、参加者の皆さんと一緒に考えてみたい。 |
日本NPOセンター: NPOの社会的基盤の強化を図り、市民社会づくりの協働責任者としての企業や行政との新しいパートナーシップの確立を目指し、1996年から活動している特定非営利活動法人。 |
NPOの活動を通じて社会の課題を学び、共に考える講座です。9月30日の開校式で全講座の日程と内容を発表いたしますが、ここでは10月に開催する2つの講座を予めご案内いたします。シリーズ講座は、ご自分の関心に応じて希望する講座を選んで参加することができます。なお、内なる国際化、国際協力、社会福祉については、各課題の概観もあわせて説明する基礎編を用意しています。基礎編、実践編と続けて参加すると理解がさらに深まります。
(1) | 開催頻度 | 月2回、金曜日、18:30〜20:30 |
(2) | 場 所 | 経団連会館 7階 第2会議室 |
(3) | 定 員 | 各回30名(定員になり次第締切) |
(4) | 参 加 費 | 各回とも1,000円(当日会場でお支払いください) * 参加費は、講師を務めるNPOに全額寄付されます。 |
10月10日(金)【内なる国際化−基礎編】 多文化共生社会の形成について考える |
講師:特定非営利活動法人 多文化共生センター代表 田村太郎さん |
国境を越えた人の移動が拡大しています。日本でも2002年度末の外国人登録者数は180万人を越えています。中国、ブラジル、フィリピンなど、世界各地から来日し、定住する外国人は、日々どんな生活を送っているのでしょうか。阪神大震災以後、多言語による情報提供や通訳コーディネートを行ってきたNPOの現場から、課題と展望をみつめます。また、外国人を受け入れる地域社会も新たな局面を迎えていますが、ちがいを受け入れ共に社会を創造していく『多文化共生社会』の形成に向けて、行政、企業、市民、それぞれに求められる役割についても考えてみましょう。 |
10月24日(金)【内なる国際化−実践編】 日本にも難民が来ていることを知っていますか? |
講師:特定非営利活動法人 難民支援協会事務局長 筒井志保さん |
日本にもさまざまな地域から「迫害」を逃れて難民が来ています。トルコ、アフガニスタン、パキスタン、ミャンマー(ビルマ)…。2001年には353人が難民申請し、26名が認定されました。でも日本に来た難民は実際にどのように暮らしているのか、難民を受け入れるための日本の制度がどうなっているか、ほとんど知られていません。だから是非知ってほしいのです。難民の人の声を直接聞いて欲しいのです。罪もないのに恐怖にさいなまれる人たちを国境の狭間にとりのこさないために。 |