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1%クラブ チャリティ・フェスティバルの開催について

2003年11月21日
1%クラブ事務局

1%クラブでは毎年12月に、法人会員の協力を得てチャリティ・フェスティバルを実施している。本年度は2001年「国際ボランティア年」を契機に始まった「ボランティア・ウィーク」(12月1日〜7日)を推進している『広がれボランティアの輪』連絡会議と共催する形で実施する。

本年度のチャリティ・フェスティバルの企画に際しては、この秋開校した「1%クラブカレッジ」との連動を計画していたところ、「ボランティア・ウィーク」の普及、推進を目指している『広がれボランティアの輪』連絡会議より、「コミュニティ再考−新たなる社会のあり方を模索して」をテーマとするシンポジウム共催の依頼があった。同シンポジウムのリレートークは、1%クラブ寄付対象団体を含む多様なNPOによる活動報告となっている。

そこで、1%クラブカレッジ開校の趣旨とも合致するため、シンポジウムを共催することとし、より広汎かつ効果的なチャリティ・フェスティバルの実施を目指して開催する。

<1%クラブ チャリティ・フェスティバルの概要>

1.日 時:
2003年12月6日(土)13:00〜16:45

2.場 所:
経団連会館 14階 経団連ホール
(住所:東京都千代田区大手町1−9−4 [案内図はこちら] )

3.プログラム:
第1部 ボランティア・ウィーク記念シンポジウム〔13:00〜15:45〕
テーマ: コミュニティ再考−新たなる社会のあり方を模索して
  1. シンポジウム解題−目的と方法論について
    山崎美貴子 『広がれボランティアの輪』連絡会議副会長
    *シンポジウムの構成とねらいについて紹介する。

  2. リレートーク「コミュ二ティの力−実践からみえてくること」
    (社福)興望館(東京都・墨田区)
    野原健治 (社福)興望館館長
    東京の下町に80年余の歴史を刻んできたセツルメントを母体とする社会福祉法人。さまざまな地域活動を活発に展開するほか、児童養護施設や保育園の運営も行っている。地元の人びとのみならず、近隣各地から、さまざまな年齢・立場の人びとがボランティアとしてかかわり、有機的な事業展開を行っている。また、英国GAPプログラムとのかかわりなど、国際的な活動も盛んである。本シンポジウムでは、人と人をつなぐ場づくり・しかけづくりの視点からお話いただく。

    まちづくり倶楽部(青森県・むつ市)
    工藤知彦 まちづくり倶楽部代表
    人口5万人のむつ市にて、住民参加によるまちづくりを考えるグループが誕生した。その中心人物は建築士。福祉や環境、といった従来の分野からちょっと異なった視点からまちづくりのムーブメントをおこす。特に、小学生や中学生の参加型ワークショップを通じて、たんに「学習」するにとどまらず、「考え」「行動」することもしかけ、子どももまた「まち」を形成する資源であり知恵袋であることをごく自然に定着させてきている。まちを変えるためのプロジェクトの提言をしたり、地域通貨について検討するなど、市民学習を実践している。本シンポジウムでは、子どもの参加によるまちづくりの視点からお話をいただく。

    かながわベトナム親善協会ほか(神奈川県・大和市)
    桜井ひろ子 NPO法人 神奈川県インドシナ難民定住援助協会会長
    神奈川県インドシナ難民定住援助協会では、難民定住センターの卒業生たちが多く居住する大和市ならびに近隣地域にて、定住難民の生活支援、当事者活動支援、行政や市民等とのはしわたしなどを長年にわたり行ってきている。その関係者のうち、ベトナムからの難民の方がたが自助組織として、母国語によるニュースの発信や相談事業、母国の伝統行事や言葉を伝える活動,地域の人たちとの交流事業などを長年行ってきている。ラオスの人たちも同様の活動を今年から拠点をもってたちあげている。本シンポジウムでは、新しい住民として地域への定住を図る人たちの活動と彼らと従来からの住民とのかけ橋をどのようにつくっていくか、支援の視点とセルフヘルプの視点からお話をいただく。

    (特非)自立支援センター ふるさとの会(東京都・台東区)
    水田 恵 (特非)自立支援センター ふるさとの会代表理事
    東京山谷地区は経済成長期には日本有数の寄せ場として活気を呈していた。しかし、現在、山谷地区に拠点をおく日雇い労働者は高齢化がすすみ、また不況の影響下、仕事を得ることも困難であり、ホームレス化がすすんでいる。ふるさとの会は、そのような人たちの定住化支援、自立支援、生活支援と就労支援、住宅や宿泊所の提供など、多様な活動を行ってきている。また、地元の商店会との関係づくりをすすめ、環境整備を軸に、ホームレスの人たちと地元住民との新たなる関係づくりのかけ橋ともなってきている。本シンポジウムでは、コミュニティから最も切り離された人びとが新たなるコミュニティの一員として新たなる生活をつくっていくことの意味、その実現にむけていかなる仕掛けや支援が必要か、といった視点からお話をいただく。

  3. 対論「コミュ二ティの力−リレートークよりみえてくること」
    山崎美貴子 『広がれボランティアの輪』連絡会議副会長
    米澤 勉  三菱地所株式会社企画管理本部社会環境推進室長/1%クラブ会員
    *リレートークをふまえ、社会をよりすみやすい場所としていくためのボランティア・市民活動の意味・コミュ二ティにおけるインパクト、これからのボランティア市民活動の方向性について語りあう。

第2部 1%クラブ・チャリティバザー/名刺交換会〔15:45〜16:45〕
*1%クラブ法人会員からの協力を得て、チャリティバザーを実施。
 収益金は、1%クラブ会員が選んだ団体や施設に寄付。

4.参加費:
2,000円

5.案内先:
1%クラブ法人会員関係者、法人会員の社員およびそのご家族・ご友人
個人会員およびそのご家族・ご友人
寄付対象団体関係者
『広がれボランティアの輪』連絡会議構成団体関係者

6.申込方法:
12月2日(火)までに添付参加申込書 (PDF) にて、ファクシミリにてご連絡くださるようお願い申しあげます。メールの場合には、お名前、勤務先等のご所属を明記の上、お申込ください。
【お問合せ・お申込先】
(社)日本経済団体連合会 社会本部内 1%クラブ事務局
  電 話: 03−5204−1750
  FAX: 03−5255−6255
  E-mail: 1p-club@keidanren.or.jp
以 上

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