経団連1%クラブニュース増刊号
インド大地震救援速報(その2)発行:(社)経済団体連合会 社会本部内 1%クラブ事務局
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地震発生から2週間以上が経過し、各国の緊急救援隊が生存者の救出作業を断念し撤退する中、震源地のブージを中心に、ユニセフ、WHO、世界食糧計画などの国際機関、赤十字、国境なき医師団、Oxfam、ケアなどの国際NGO 20団体、現地NGOが支援活動を行なっています。日本からも「ジャパン・プラットフォーム(JPF)」のもと、日本のNGO約10団体が、支援の行き届いていない遠隔地の村などでの支援に重点を置いて、現地NGOと協力しながら活動しています。
その現状をご報告するとともに、JPFの活動を支える資金面でのご支援・ご協力をお願いいたします。
死者1万6,480人、負傷者6万8,478人、グジャラート州の人口4,200万人のうち3,700万人が被災。全壊家屋20万戸、半壊家屋40万戸、被害総額29億ドル。
〔2月8日付グジャラート州政府発表〕
日本レスキュー協会
1月28日、レスキュー隊員4名と災害救助犬3頭を派遣し、震源地に近いブージで捜索活動を実施。1生存者と4遺体を確認。2月5日に帰国。
ピースウインズ・ジャパン
1月28日に第一陣が出発し、現在7名の支援チームを派遣中。2月1日に隣国よりテント800張(5000人分)を空輸。ブージ西9kmのスクプルに海外からの支援としてはじめてテントを配給し、避難テント村を開設。1920年にマハトマ・ガンディーによって設立された現地有力NGO SEWA(自営助成労働者協会)と連携し、中心地から離れているために支援が届かない村でのテントや物資の配給も行なっている。
日本赤十字社
1月28日、13名の医療チームが日本を出発し、2月1日から、ピースウィンズと同じスクプルに仮診療所を設置。1日平均90人以上の患者を受け入れるとともに、物資配給なども実施している。
* ピースウィンズと日赤は、初動の段階からともに調査を行ない、物資配給などお互いのノウハウや資材を持ち寄って支援活動を行なっている。
日本予防外交センター
スタッフを1名派遣し、ピースウィンズと協力して活動。
ワールド・ビジョン・ジャパン
2月3日にスタッフ1名を派遣。ワールド・ビジョン全体として80名の緊急援助チームを構成し、ブージ郊外の支援が行き届いていない地域を中心に、30日分の食糧や物資を15,000家族に行きわたるよう配給している。
(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
セーブ・ザ・チルドレン世界連盟が地震発生の3日後には400以上のテントを配給するなど活動を開始。日本からスタッフ1名を派遣して活動のコーディネートにあたるとともに、今後の支援につき調査中。
日本医療救援機構(MeRu)/ADRAジャパン/BHNテレコム支援協議会
ブージより110km離れたラパールにおいて野外病院を設置。MeRuは医療活動の立ち上げと、3月まで医療アドバイスと施設運用、メンテナンスを行ない、ADRAジャパンは、地元の医療スタッフ派遣をコーディネートする。BHNはインマルサット、通信機器を貸与。
JEN、(社)シャンティ国際ボランティア会
各々スタッフを派遣し、現地調査中。
担当: 井出 勉 事務局長 電話(03)5775−5716 FAX(03)5775−3392 E-mail: t-ide@ja2.so-net.ne.jp 住 所:〒107-0002 東京都港区南青山4−14−13 銀行口座:住友銀行 青山支店 普通口座 258-1675650 口座名 ジャパンプラットフォーム ジムキョクチョウ イデツトム
*資金面でのご支援をいただける場合には、事務手続きの都合上、個人単位ではなく、組織単位でとりまとめの上、お振込みいただきたくお願い申しあげます。
経団連1%クラブの呼びかけに応じて、下記の企業の皆様よりJPFへの支援のお申し出をいただきました。この場をお借りして御礼申しあげます。また、その他にJPFあるいはJPF参加NGOへのご支援をいただいている場合には、1%クラブ事務局までご連絡いただければ幸甚に存じます。
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JPF参加NGO「ピースウィンズ・ジャパン」が設置したスクプルのテント避難村。 奥に見えるのが帝人と共同開発したエアバルーンシェルター。 |
ピースウィンズテント避難村に開校した学校。 先生は被災者のボランティア。1日100人の子どもが詰め掛ける。 |
(社)経済団体連合会 1%クラブ事務局(社会本部内) 担当:長沢、星野 TEL:03-3279-1411 FAX:03-5255-6255