[ 日本経団連 | 1%クラブ ]

中国 四川大地震被災地支援状況について

2008年9月1日
日本経団連社会第二本部

1.被害状況

  1. (1) 5月12日、中国四川省でマグニチュード8.0の強い地震が発生。震源は成都市から北西に約150km、深さ約10km。
  2. (2) 被災者4,571万人以上、死者6万9,196人、負傷者37万4,176人、行方不明者1万8,379人(7月7日中国政府発表)。

2.日本経団連としての対応

  1. (1) 地震発生当日、御手洗会長の緊急コメントを発表。
  2. (2) 5月14日、日本経団連としての見舞金300万円を、崔天凱 駐日中国大使に届ける。
  3. (3) 総額3億円を目標に、日本赤十字社を寄付先とする支援金を募金。
  4. (4) 1%クラブで、現地における支援活動の情報を収集し、『災害被災地支援情報』を発行して会員企業に提供。被災地支援に関するアンケート調査を行い、会員企業による支援の全体像を把握して公表。

3.会員各社から寄せられた報告の集計(9月1日現在)

項目金額回答数
義援金35億6699万円

日本経団連募金7億8767万円650社・グループ・団体
上記以外の支援金27億7932万円118社・グループ・団体
救援物資の提供(金額ご報告分のみを集計)5億2679万円35社・グループ・団体
合計40億9378万円

添付資料
中国 四川大地震の被災地支援について
(日本経団連に各社から寄せられた報告の集計)
<PDF> (9月1日現在)

4.募金寄付先(日本赤十字社)の活動状況

  1. (1) 中国紅十字会は中国政府から要請のあった四川省の6つの地域(綿陽、北川、成都、アバ、都江堰、雅安)で、国際赤十字と連携して支援活動を展開。
  2. (2) 国際赤十字は、10万世帯、50万人を対象とする約98億円の36ヵ月間の事業計画を発表。
    1. レスキュー、救援活動(発災〜3ヵ月):
      食料と水、キルト、シェルター、テント、こころのケア、医療サービスの提供、感染症予防と対策、二次災害に対する認識強化と避難に関する指導、ニーズ調査など。
    2. 移行期・早期復興(1ヵ月〜12ヵ月):
      保健センター・学校の再建、保健サービスの提供、農村部での生計手段の確保など。
    3. 再建・長期的な復興(3ヵ月〜36ヵ月):
      衛生施設の建設、生活再建支援、住居の修繕・建築、災害時に備えたシェルター建築、地域での建築物の防災対策、モニタリング・評価など。
  3. (3) 日本赤十字社は、これまでに9420張(輸送費を含め約4億8300万円相当)のテントを中国紅十字会に提供。
以上

1%クラブのホームページへ