「キッコーマンピュアクラブ」は、「食・健康・国際交流・環境」をテーマに、キ
ッコーマンと地域で活動するNPO・NGOがパートナーを組み、それぞれの得意分野を活
かしながら幅広い社会参加のプログラムを提供するクラブです。しょうゆが世界90ヵ
国以上に広がっていったように、ピュアクラブのメンバーが広く世界に目を向けて活
動を展開していくことを応援しています。昨年より活動を始め、子どもから大人まで
多くの方にご参加いただきました。
さて、今年も子どもたちを対象に「ジュニアタイムズ」プログラムを実施します。
ジュニアタイムズは、小学校5年生から高校3年生までの「ジュニア記者」が、毎年、
国連テーマに合わせて取材活動から編集、記事づくりまでを行なうプログラムです。
また、キッコーマンの海外拠点であるアメリカ、オランダ、シンガポールの「ジュニ
ア記者」もインターネットで参加し、地球規模で意見交換、交流活動を行ないます。
個人で、学校(クラス単位・学年単位)などの総合的な学習の時間などで、地域の青
少年育成団体の活動で参加でき、国際的な視野を持った子どもたちの健全な育成を目
指します。
お申込みいただいたジュニア記者には、すぐにジュニア記者として活動できる「ジ
ュニアタイムズハンドブック」を差し上げます(全国、先着2000名)。なお、さらに
学習したいと希望する方は、事前研修会に参加することができます。
キッコーマンピュアクラブ事務局
〒105-8428 東京都港区西新橋2−1−1
広報部社会活動推進室
TEL 03−5521−5867 FAX 03−5512−6798
当社は、「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」という創業の精神(三愛精神)に基づき、より豊かな社会の実現にお役に立つことを理念とし、社会とのコミュニケーションを通して社会貢献活動を積極的かつ継続的に実践することが企業市民としての使命と考えております。
そして社会が抱える問題に対し、より積極的な役割を担い、社会との共生を図ることは長期的に見て企業価値の増大にもつながると確信しております。特に、環境保全分野と青少年育成分野については、社会的にもさまざまな問題が発生しており、重要な課題と受け止めこれまでも取り組んでまいりました。
今回ご紹介する「リコー・キッズ・ワークショップ」は、青少年育成分野に向けた最近の事例です。去る3月25、26日の2日間にわたり、小中学生を対象としたワークショップが北の丸公園の科学技術館で開催されました(新技術開発財団主催、日本科学技術振興財団共催、科学技術庁後援、リコー特別協賛)。その狙いは、子どもたちが企業の先端技術に自分の手で触れることで科学への興味と夢を広げ、企業で働く技術者との対話の中から、企業の役割や働き甲斐について考えてもらおうというものです。
今回のテーマは、「電気製品大解剖:FAX機のひみつを探れ!」。実験を交えながらの授業は、現役公立高校の先生と、当社で長年開発に携わってきた設計者の二人三脚で行ないました。FAXの仕組みや歴史についての説明が終わると、いよいよ「FAX大解剖」です。子どもたちはこれから解剖される最新のFAX機に目を見張り、実験室は歓声に包まれました。
次々と分解されていく膨大な数の部品、レーザー書込み部のレンズを使った光の実験、キセノンランプを点灯させたりDCファンを回したりの興味深い実験に、子どもたちはすっかり夢中。ボランティアで参加したリコー社員と一緒に外した部品は、記念に持ち帰れるとあって、大喜びでOP基板などの部品を手にする子どもたちもいました。
今回のワークショップを通して、私達が感じた“手応え”を整理しますと、
社会貢献推進室
TEL 03−5411−4942 FAX 03−5411−4703
当社には、「IBM社員は、まずよき市民たれ」という考えがあり、社員の自発的なボランティア活動を時間的、金銭的、情報的側面から積極的に支援する諸制度を設けています。ただし当社は、ボランティア活動はあくまで社員個人の“権利”と考え、“支持して指示せず”の基本姿勢のもとに、社員へのサービスの提供のみに徹しています。こうした考えから設立した制度に「ボランティア活動資金支援プログラム」があります。発足は1991年、実施してすでに10年になりました。当時、個人寄付やボランティア活動が日常的に定着している米国を習い、マッチング寄付制度の導入も検討されました。しかし日本社会はまだ、ボランティア活動が活発な状況になく、まずボランティア人口を増やす努力が必要と、当プログラム設立となりました。対象は定年退職者を含む社員と家族。活動が始まった当初は家族、特に配偶者からの申請が多く、地域社会のボランティア活動が女性、特に主婦の方々によって支えられていることが実感されました。多い年度には50件近くの活動を支援し、昨年までに約240件のボランティア活動を資金面から支援しています。また昨年から、社員のボランティア活動を積極的に支援しようと、支援対象を社員と定年退職者に限定。8年間にわたる家族への支援は一応の成果を得て終了となりました。
支援の対象は申請者が1年以上にわたり積極的に行なっているボランティア活動。本人が活動する中で、必要と感じた器材等の購入資金を支援するもので、活動先団体からの見積書を添えて、申請書を提出。担当部門の承認をえて実施となります。支援件数は年間20〜25件、支援資金は平均25万円程度。申請は随時ですが、年間予算を消化次第終了です。昨年支援した中に、飼い主のいない犬の中から聴導犬の適性ある犬を選び、訓練して聴覚障害者の生活支援をする団体「ジャパン聴導犬協会」がありました。同団体で活動する社員から、聴導犬と一緒に滞在訓練を受ける聴覚障害者のための文字放送チューナー、パトライト購入申請があり、承認されています。また、長期入院患者や高齢者の方々に顔・手のマッサージとお化粧など、心のケアをするボランティア団体「麗人会東京支部」。その支部長を務める社員からは、同会のボランティア100名に対するお揃いのエプロン購入申請があり、支援対象になりました。こうしたボランティア活動はたとえ地味でも、継続してこそ意味があるもの。今後も制度面から、社員のボランティア活動を支えていきます。
貢献活動プログラム担当
TEL 03−5563−4337 FAX 03−5563−4878
有楽町にある第一生命保険相互会社の本社1階にある「第一生命ギャラリー」は、「南ギャラリー」と「北ギャラリー」の2つからなり、多くの方に現代美術の鑑賞の場と憩いの場をご提供することを目的として運営しております。
「南ギャラリー」は、若い現代美術作家の作品を中心に展覧会を開催しております。当社は、企業メセナ活動として若い現代美術作家によるVOCA展(The Vision of Contemporary Art)−現代美術の展望−に協賛しており、その受賞作品を買い上げ、常設展として公開し、また、受賞作家の個展も年に2〜3回開催しています。この他、年に1回、企画展として《埋もれた作家シリーズ》を開催しています。このシリーズは、優れた作品を残しながら日本の美術史には登場せずに埋もれてしまった作家の作品と、同時にその作家の生涯にもスポットをあて紹介していく展覧会です。
「北ギャラリー」は、現代洋画界を代表する作家、脇田和画伯の作品を常設しています。そののびやかで、自然や人生への透徹した視線が感じられる作品を観に、たくさんのファンが訪れています。年に数回の展示作品の入れ替えも脇田画伯自らが手がけており、軽井沢の脇田美術館とならんでいつでも脇田作品に会えるそんな空間となっています。今年92歳を迎える脇田画伯ですが、まだその制作活動は精力的で、先ごろ未発表作品展を開催いたしました。未発表ということで、1日100名を超えるほどの来場者があり大変な反響を呼びました。この未発表作品展は現在軽井沢の脇田美術館でご覧いただくことができます。
当ギャラリーは平成7年9月にオープンしてから、このような運営のもと4年半が経ちました。南ギャラリーは現代美術のギャラリーとして定着しつつあります。わかりにくいと敬遠されがちな現代美術ですが、このギャラリーを通して、一般の方々が少しでも若い作家の仕事に直接ふれていただく機会を広げることができればと願っております。また、北ギャラリーは今後も脇田作品を常設してまいります。オフィス街の安らぎの場として多くの方に足を運んでいただきたいと考えております。
両ギャラリーとも開館時間は午前10時〜午後5時、休館は土・日・祝・展示替日です。ギャラリーのとなりには喫茶店もありますので、コーヒーを飲みながら美術談義はいかがでしょうか。
広報部社会文化事業室
TEL 03−5221−3242 FAX 03−5221−8593