大競争時代の到来とともに、わが国は政治・行政・経済・社会全般にわたる構造改革をもとめられています。この中で、政治が単なる利害調整を超え、あるべき政策の立案・実行にリーダーシップを発揮することが求められています。
いま必要なのは、政治や政治家が、行政機構に頼ることなく、自らの政策立案機能を高めていくことです。そしてこの動きは、国民が政治に対する関心を高め、投票行動等を通じて政治に参加し、自らの意思を反映させることを通じて、より強固なものとなるのです。
そこで経団連では、96年7月、「企業人政治フォーラム」を発足させ、企業人と政治家が率直な意見交換を行う場を多彩に設けることにより、企業人の政治への関心を高めるとともに、政治家にも、経済界の実情をよりよく知ってもらうべく働きかけていくことにいたしました。より多くの企業人の声により、日本の政治を変えていくことを目指します。
企業人と政治家とのコミュニケーションの場をさまざまな形で提供します。
与野党の国会議員など政治家を招いての講演会、懇談会、シンポジウムなど多彩な会合を開催し、政治家と企業人が率直な意見交換を重ねることにより意思疎通と相互理解を深めます。また、政治に関心を持つ多様な業種の方々との交流の場を提供します。
政治に関する情報提供を行っています。
会報『企業人政治フォーラム速報』の発行等を通じて、政局情報や各党の政策分析、政治家のプロフィールなどをお知らせします。また、政治に関する調査研究を行い、その結果を随時お知らせしていきます。
企業人の声を政策形成に生かしていきます。
企業人の声を政策形成に反映させるため、企業人による研究会を政策テーマごとに設置して提言をとりまとめます。また、会報などを通じて寄せられた会員の声を政治家に伝え、その政治活動に反映させます。
会員
個人会員…経団連法人会員、団体会員の役員・管理職 法人会員…経団連法人会員、団体会員 (年会費1口あたり10名までメンバー登録が可能)
役員
会 長 | 古川 昌彦 | (政治・企業委員会委員長) 三菱化学相談役 |
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会長代行 | 前田 又兵衞 | (政治・企業委員会共同委員長) 前田建設工業会長 |
代表幹事 | 木原 誠 | 新日本製鐵副社長 |
潮田 敞 | 大成建設副社長 | |
塙 章次 | 東京電力常任監査役 | |
上坂 凱勇 | トヨタ自動車副社長 | |
千葉 正人 | 日本電気副社長 | |
和田 龍幸 | 経済団体連合会事務総長 | |
運営幹事 | 主要業種の代表企業の取締役・部長クラスで構成 | |
法人幹事 | 法人会員の代表者(各企業・団体ごとに1名) |
年会費
個人会員・特別会員 役員1万円、管理職3千円 法人会員 1口10万円 (1口当たり10名以内の役員・管理職を登録)
法人会員 | 161社 297口 (約3千人) | |
個人会員 | 751名 | |
合 計 | 約4千人 |
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