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国会議員に定年制の導入を


この頃はITの発達によって政治についての情報が様々な方法で得られ、ゴシップ的情報が多いものの政治がより身近になっています。その結果、一般社会の感覚と政治世界のと感覚のギャップが表面化し、ある意味ではおもしろい時期になっています。

さて、素人ながら感じることは当選後の政治能力の判断がどうも「財力」や「政治経験年数」、「当選回数」「派閥」といった要素で決められていることは、日本の将来を考えると不安覚えます。したがってまず、旧き政治感覚を引き継ぐ、高齢議員に勇退してもらうことを政治の世界に求めたい。今だに80才を超える政治家が何人も現役として残っているのは本当に日本のためなっているのだろうか。医療技術の進歩で平均余命が延びているので元気であることは否定しないが、若手の成長を阻害していることは自覚してもらいたいものである。都市部では最近変わりつつあるが、政治の世界を支えているのは、まだまだ選挙を「地域のお祭り」と考えている年配者である。しかも徐々に高齢化している。年配者が年配者を支えているのでは進歩があるはずがない。したがって、国政の影響を将来まともにうける若い世代が、政治に関心をもつためにはまず政治家の世界の若返りをはかることが最優先である。

しばらく前に国会でも国会議員の定年の話が出ていたはずだ。日本の多くの企業はリストラをしました。国会議員も少なくとも定年を導入することにより国会議員の人数を減らし、若返りをはかることにとりかかってほしいと思っております。70才以上の議員がいなくなれば少しは政治の世界も活性化し国家作りに期待がもてます。

なお、今話題になっている公設秘書についても定年を設けるべきではないだろうか、政策秘書なのに随分高齢の政策秘書が存在することは一般人として理解に苦しみます。

以 上

この小論文は、企業人政治フォーラム主催の政治集中セミナー出席者からご提出いただいた参加者個人のご意見です。

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