[ 日本経団連 | 企業人政治フォーラム ]

「求める政治」に向けたアクション


本セミナーに参加して、いかに「国家」が必要であるかを再認識できた。国家の存在がないこと=国民の命が脅かされることであるのは、パレスチナ問題などを見れば一目瞭然であり、政府・国民自身が国家を守るという意識が大切である。そのために日本は、米国との同盟を組みながらも、肝心なところでは、独立した政策を持つことが必要である。独立していることは、国際情勢が変化しても、軍事面・経済面の独自の政策を持っている、万が一の場合にリスク対応ができる、また今から種をまき20年後に成果を刈り取るような実行計画を持っている、などということであろう。以下の具体的な問題等について政府はどこまでの戦略をもってとり組んでいるか、国民として不安である。

国会での政治腐敗の議論も大切であるが、上記の課題について議論がなされているのか。間に合わせではなく、じっくりと対策が打たれようとしているのか、国民には見えてこない。政府は長期的な視点に立った戦略を打ち出し、国民にそれを明確にし、その大切さをもっと啓蒙するアクションが必要である。そして、国民としては、これらの課題の大切さを認識し、政府から情報を求めていく姿勢を持つことが重要ではないだろうか。

以 上

この小論文は、企業人政治フォーラム主催の政治集中セミナー出席者からご提出いただいた参加者個人のご意見です。

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