[ 経団連の姿 | 業務・財務等に関する資料 ]

2000年度会館事業報告

(社)経済団体連合会

1.経団連会館の運営

 景気の回復は緩慢で、企業においては依然として厳しい経費削減が続いている。他方、近隣地区においては新しい会議場がオープンするなど、当会館を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。
 こうした状況の下、2000年度の会館運営については、新規顧客を開拓すべく営業活動を積極的に展開したものの、景気停滞による受注減をカバーするまでに至らず、会議室料等売上および料理・飲物等の売上に伴う納付金収入は、前年をそれぞれ4%弱下回った。一方、支出は、経費削減に努め、ほぼ前年比横ばいに抑えた。この結果、収支差額は前年度に比べ2割強の落ち込みとなった。
 会館の建物・設備の維持管理については、本年度は、14階ホールのカーペットおよび椅子の取り替え、建物の電気設備・空調設備の更新など、会議場内装のリニューアル工事および老朽化した建物・付帯設備の改修・補修工事を実施し、機能の維持に努めた。

2.経団連ゲストハウスの運営

 経団連会員のための迎賓・研修施設であるゲストハウスは、経団連活動の拠点の一つとなっている。本年度も、「東富士フォーラム」、「経団連会員総務部長研修会」や国内外のタイムリーな話題をテーマとした「経団連ゲストハウス・フォーラム」(5回)をはじめ多数の会合を開催し、かつ地元向けの催し物、法事の会等も実施するなど積極的な利用促進を図った。
 本年度のゲストハウス運営については、厳しい経済情勢が続く中で、営業・企画(上記ゲストハウス・フォーラム、個人利用催物等)活動への重点的な取組みにもかかわらず、外部利用の減少を要因として宿泊利用延べ人数は前年度に比べ1割強減少し、客室料ならびに料理・飲物等の売上に伴う納付金受入収入は減収となった。他方、支出については積極的な経費削減を図ったものの、収支は前年度に比べ悪化した。
 建物・設備の維持管理については、本年度は建物各所の補修工事、厨房食器洗浄機取替工事などを行い、ゲストハウスの快適な機能の維持に努めた。

3.経団連クラブの運営

 経団連クラブの運営については、近年、会員数が減少傾向にあることから、新規会員の入会勧誘を積極的に行ったものの、厳しい経済情勢の影響により退会者数(161名)が入会者数(147名)を上回ったことから、会員数は差し引き減少し、これに伴い会費収入は減収となった。2001年3月31日現在のクラブ会員数は1,235名である。また、各種同好会の会員数も減少傾向にあり、赤字運営が続いている同好会については、活動の存続を検討するとともに、収支の改善に努めた。
 本年度の活動内容は、講演者を招いての会員昼食会(10回)、講演会(2回)、賞味会(2回)、クリスマス・ファミリー・パーティーを開催したほか、クラブ会員の要望に応え、映画会(7回)や観劇会(1回)、音楽会(1回)、レストラン・ケイダンレンでのスペシャル・ディナー・サービス・フェア(4回)や会員家族の慶事の会などの催物を積極的に実施するとともに、各種同好会活動を活発に行い、クラブ会員相互ならびに会員家族との交流・親睦を図った。

以 上

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