[ 日本経団連の概要 | 業務・財務等に関する資料 ]

2001年度会館事業報告

(社)経済団体連合会

1.経団連会館の運営

景気の低迷が続く中で、企業は一層厳しい経費削減を進めている。他方、近隣地区においては新しい会議場の稼動が本格化するなど、当会館を取り巻く環境は厳しさを増している。
こうした状況の下、2001年度の会館運営については、新規顧客を開拓すべく営業活動を積極的に展開した結果、事業収入の内の会議室料等売上は前年度より若干増加したが、料理・飲物等の売上に伴う納付金収入は、経費削減に伴う食事付会合の減少により減収となり、事業収入全体では前年度比1%の減となった。一方、支出は経費削減に努め、前年度比4%強の減となった。この結果、繰入金支出を前年度比18%強増やすことができた。
会館の建物・設備の維持管理については、本年度は国際会議場を、日本経済団体連合会発足に伴い参加者が拡大する理事会、総会パーティ等にも活用し得るよう改修したのをはじめ、会議場、建物の電気設備、空調設備の更新などを実施し、機能の維持に努めた。

2.経団連ゲストハウスの運営

経団連会員のための迎賓・研修施設であるゲストハウスは、経団連活動の拠点の一つとなっている。本年度も経団連活動の一環として「東富士フォーラム」「経団連会員総務部長研修会」「企業人政治フォーラム」等を開催した。
営業・企画活動への重点的な取組みとして、試乗会や国際会議、テレビ囲碁アジア選手権大会、棋聖戦第六局(囲碁)、レストランウェディング等の新たな催物を受注するとともに、経団連ゲストハウス・フォーラム(7回)の開催、各種個人プランを実施する等、積極的な利用促進を図った。
本年度は米国同時多発テロの影響によるキャンセル等、厳しい状況下にある中で、営業企画、販促活動への重点的な取組みを行った結果、前年度に比べ、宿泊利用延べ人数は247名増加し、事業収入は5%強伸びた。支出については積極的な経費削減に努め、前年度に比べほぼ横ばいとなり、その結果、収支は前年度に比べ300万円強改善した。
建物・設備の維持管理については、本年度は建物各所の補修工事、会計業務コンピュータ・システムサーバーの更新などを行い、ゲストハウスの機能維持に努めた。

3.経団連クラブの運営

経団連クラブの運営については、近年、会員数が減少傾向にあることから、新規会員の入会勧誘を積極的に行ったものの、厳しい経済情勢を反映し、退会者数(190名)が入会者数(101名)を上回ったことから、会員数は差し引き減少し、これに伴い会費収入は減収となった。2002年3月31日現在のクラブ会員数は1,146名である。また、各種同好会の会員数も減少傾向にあり、運営が困難になっている同好会(洋画、水墨画)については、活動を休止した。
本年度の活動内容は、講演者を招いての会員昼食会(10回)、クラブ同好会展覧会、賞味会(2回)、クリスマス・ファミリー・パーティを開催したほか、クラブ会員の要望に応え、映画会(4回)や観劇会(1回)、レストラン・ケイダンレンでのスペシャル・ディナー・サービス・フェア(4回)などの催物を積極的に実施するとともに、各種同好会活動を活発に行い、クラブ会員相互ならびに会員家族との交流・親睦を図った。とくに、音楽会については、ニューヨーク在住のバイオリニスト、竹澤恭子さんを招き、米国同時多発テロの被害救済チャリティ・コンサートとして開催し、収益金を寄付した。

以 上

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