[ 日本経団連の概要 | 業務・財務等に関する資料 ]

2002年度会館事業報告

(社)日本経済団体連合会

1.経団連会館の運営

デフレ経済が続く中、企業は厳しい経費削減を進めており、一方では、近隣地区で新しく会議場がオープンするなど、当会館を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。
こうした状況の下、2002年度の会館運営については、売上の増進に向けて新規顧客獲得のための営業活動を展開するとともに、多様な顧客ニーズに対応すべくサービスの向上に努めてきたが、景気低迷による受注減により、事業収入のうちの会議室料等売上は前年度比1%減、料理・飲物等の売上に伴う納付金収入は4.8%減となり、事業収入全体では前年度比2.8%の減となった。一方、支出はさらなる経費削減に努めたことで前年度比5.6%ほどの減となり、この結果、繰入金支出は前年度比11.9%強増やすことができた。
会館の建物・設備の維持管理については、本年度は9階と10階のエレベーターホールならびに10階会議室内のカーペットの張替え等の工事をはじめ、老朽化した会議場・建物の電気設備や空調設備の更新、地下駐車場の泡消火設備の設置などを実施し、機能の維持・強化に努めた。

2.経団連ゲストハウスの運営

日本経団連会員のための迎賓・研修施設であるゲストハウスは、日本経団連活動の拠点の一つとなっている。本年度も日本経団連活動の一環として「東富士夏季フォーラム」「日本経団連会員総務部長研修会」「社会貢献フォーラム」「PFI経団連ゲストハウスセミナー」等を開催した。
営業・企画活動への重点的な取組みとして、医学国際会議、Mt. FUJI JAZZ FESTIVAL 等の催物を受注するとともに、国土交通省・経済産業省・環境省等との集中討論会、「経団連ゲストハウス・フォーラム」の開催、各種法人・個人プラン、地元向けの催物、法事の会を実施する等、積極的な利用促進を図った。
本年度は厳しい環境下にある中で、営業企画、販売促進活動への重点的な取組みを行った結果、前年度に比べ、宿泊利用延べ人数は若干増加したが、事業収入は微減した。支出については積極的な経費削減に努めたことで、収支差額は前年度比微増となった。
建物・設備の維持管理については、本年度はレストラン富士ビューのリニューアルをはじめ建物各所の補修工事、敷地樹木の伐採・植栽工事などを行い、ゲストハウスの機能、環境維持に努めた。

3.経団連クラブの運営

近年、会員数が減少傾向にあることから、新規会員の入会勧誘を積極的に行ったものの、厳しい経済情勢を反映し、退会者数(183名)が入会者数(116名)を上回り、会費収入は減収となった。2003年3月31日現在のクラブ会員数は1,079名である。
2002年度の活動内容は、講演者を招いての会員昼食会(10回)、クラブ同好会展覧会、賞味会(2回)、映画会(4回)、観劇会(3回)、レストラン・ケイダンレンでのスペシャル・ディナー・サービス・フェア(4回)などの催物を積極的に実施するとともに、各種同好会活動を活発に行い、クラブ会員相互ならびに会員家族との交流・親睦を図った。なかでも観劇会は大変な好評であった。

以上

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