規制緩和推進計画に関する豊田会長コメント

1995年3月31日
社団法人 経済団体連合会


  1. 規制緩和に関して初めての中期的計画を取りまとめられたことについて、内閣総理大臣をはじめ政府・与党の皆様のご苦労に深く感謝申し上げたい。特に既往策を含め個々の規制緩和方策の実施時期を明確にしたこと、またフォローアップ体制を整備すること、さらに懸案だった純粋持株会社についての検討を始めること等は評価できる。

  2. 今後の課題は計画の着実な実施である。行政改革委員会が、監視機能を十分発揮し、適宜、内閣総理大臣に意見具申や勧告を行うことを期待している。経団連としては、他の経済団体とも協力して同委員会を最大限支援していく考えである。

  3. もちろん、今回の計画は経団連の要望を完全に満たすものではなく、計画の改定に期待するところは大きい。計画改定時には行政改革推進本部において内外の要望を聴取することになっており、経団連としては、計画の実施状況等を睨みつつ、要望・意見を建議していく考えである。同時に、関税、価格支持制度、公的金融や公共入札のあり方等、今回の計画に盛り込まれなかった事項についても政府・与党において検討されるよう働きかけていくことにしている。


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