APEC大阪会議に対する豊田会長のコメント

1995年11月20日
社団法人 経済団体連合会


本日、APEC参加各国・地域の首脳が、域内の自由化の推進と協力に関するガイドラインとなる「大阪行動指針」を採択したことは、アジア太平洋地域の安定と繁栄に寄与するものであり、会議の運営と指針の取りまとめに当たられた関係者のご尽力を多とするものである。

特に、APEC首脳が、民間経済界の自由な活動が地域の活力の源泉と認識し、民間の意見を今後のAPECの活動に反映させるため、APEC経済諮問委員会の設立を決めたことを歓迎する。

APEC各国・地域は、来年のマニラでのAPECに向け、個別の行動計画を策定することになったが、日本政府は、大阪行動指針を取りまとめた責任の上に立ち、一層の規制緩和や関税引下げを盛り込んだ日本としての行動計画を率先して示し、APEC地域の自由化の先導役となることを期待する。


日本語のホームページへ