国会等の移転に関する法律改正案成立に際しての豊田会長コメント

1996年6月18日
社団法人 経済団体連合会


  1. 経団連では、東京一極集中を是正し官主導・中央集権体制を改革するとともに、21世紀に向けた新しい国づくりの契機にするため、「経団連ビジョン」などで首都機能移転の早期実現を訴えてきた。
    経団連としては、今回の法案成立を首都機能移転の具体化に向けた大きな一歩と受けとめており、その実現に向け関係各位の一層のご尽力を期待したい。

  2. 今後、国会等移転審議会で移転先候補地に関する検討が進むに従い、国民の間で議論が活発になっていくと思われるが、経団連としては経済界、さらには広く国民のコンセンサスが形成されるよう、積極的な役割を果たしていく考えである。

  3. 今後の首都機能移転の論議において、特に重要なポイントの一つは、東京圏の再整備である。そのために「グランド・デザイン」を策定し、災害に強い都市づくりを進めるとともに、企業・住民にとってより良い立地・居住環境を整備していくことが重要となろう。


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