平成9年度予算政府案に関する豊田会長コメント

1996年12月26日
(社) 経済団体連合会


  1. わが国を活力の溢れる経済社会へ再構築していくためには、聖域なき歳出構造の見直しを中心とした財政構造改革を進め、国・地方を通じて小さく効率的な政府を実現していかなければならない。

  2. 平成9年度予算政府案では公共事業などの個々の歳出項目について十分な見直しが進んだとは言い難い。しかし、首相のリーダーシップにより4兆円以上の公債減額がなされ、国債費を除く歳出と租税等の均衡が達成できたことは改革の第一歩と考えたい。

  3. 財政構造改革を実現するためには、まず政治の強いリーダーシップの下に、国民に財政情報を徹底的に開示し、目標をもったアクション・プログラムを策定していく必要がある。経団連では、財政構造改革の目標等について既に見解を公表しているが、今後はさらに財投、公共事業などの各論についても具体的な提言を行っていく予定である。政府・与党も改革の参考にしてほしい。

以 上


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