『財政構造改革会議 最終報告』に対する豊田会長コメント

1997年6月3日
(社)経済団体連合会


  1. 財政の構造改革は、極めて緊急の課題であり、橋本首相が提唱されている6大改革全体の成否を握っている。今回、さまざまな論議が繰り広げられた中、まさに政治の決断で、歳出項目毎の具体的な数値目標も盛り込んだ『最終報告』をまとめられたことに敬意を表したい。経済界としてもこれを積極的に支援していきたい。

  2. 今後は、『最終報告』に盛り込まれた内容を、来年度以降の予算編成において具体化させていくことが課題となる。その際、単なる歳出額の一律削減ではなく、21世紀の活力ある経済社会を築くことを目標にした、構造改革の名に相応しいめりはりのある予算編成を期待したい。

  3. 一般会計の付け回しとの批判のある財政投融資制度についても、財政構造改革の一環として、抜本的に見直してもらいたい。

以 上


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