記者会見における豊田会長発言

1997年7月14日
(社)経済団体連合会


【景気、金利について】

景気は基本的によくなってきていると思う。勿論、業種によってバラつきは見られるし、中には良くない業種もあるが、日銀短観は、それらを総合して判断している。
金利については、日銀が判断するものだ。しかし、日本の金利は史上最低のレベルにあり、外国とのバランスを考えても、少し修正していく方向に行かねばならないと思うが、日銀が、いろいろと考えて判断されることなので、私から申し上げることではない。

【平成10年度税制改正について】

(税制改正について)昨年と特にスタンスは変わっていない。法人税については、諸外国との整合性を考えて、日本の約50%を諸外国並みの40%位にまで引き下げて欲しい。日本経済の空洞化を避けるためにも、法人税を引き下げ、企業活動の活性化を図ることが必要である。そうすれば、企業収益が増え、税率を引き下げても税収は増える。課税ベースについても適正化を図っていくことが良い。

以 上


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