参議院議員選挙結果についての今井会長コメント

1998年7月12日
(社)経済団体連合会


自民党の獲得議席が改選数を下回ったが、これは、有権者が、不況打開のため、迅速かつ思いきった、今以上の政策努力を政治に求めた結果だと思う。
厳しい経済情勢を考えれば、政治的な空白は何としても避けなければならない。早急に臨時国会を開催し、与野党一致協力して、不良債権処理、金融システム再生のため、関連法案の迅速な審議を進め、来月中にも成立させてもらいたい。所得税、法人税の制度減税についても、速やかに成案をまとめ、実行してもらいたい。それによって、将来の明るい展望も開けるものと思う。

なお、注目していた投票率について、最近の投票率低落化傾向に歯止めがかかったが、これは、厳しい経済情勢の中で、政治への期待が高まっていることを示している。各党は、景気対策等をめぐって、真剣かつ活発な国会審議を行ない、こうした有権者の期待に応えてもらいたい。
経団連としても、今後とも、企業人政治フォーラムの活動強化などを通じて、有権者の政治への参加意識の高揚に努めたい。

以 上


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