記者会見における豊田会長発言

1998年3月9日
(社)経済団体連合会


【景気対策について】

現在の景気は厳しい。既に金融安定化関連法が成立し、特別減税も実施されているので、今後はまず、来年度の予算を早く年度内に成立させ、公共投資を前倒しで執行するなど、いろいろと手を打っていくことである。その上で、まだ必要ならば、追加的対策を打てばよい。効果的なのは税制改革だ。法人税の40%への引き下げなど(道筋を)きちんとつけてもらえれば、国民にも活力が出てくる。

また、金融安定化関連法を早く実施して銀行の貸し渋りを解消していくことも、全体の不安を解消する有力な手だてである。

より長期的には、年金の不安解消、また直間比率の見直しなどの税制改革、さらに将来の財政の健全化など、日本の構造を直していく必要がある。

以 上


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