第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の統合に関する今井会長のコメント

1999年8月20日
(社)経済団体連合会


グローバルな競争激化や金融ビッグバンの本格的な進展等に伴い、金融機関が統合・合併等により、企業体質の改善・強化を図ることは当然の流れである。3行が、今回の統合を梃子に、業務の再構築・効率性の向上やシステム統合などを推進し、一層の国際競争力を備えた強力な金融機関になることを期待する。

今回の統合の背景には、持株会社の解禁、株式交換・株式移転制度の導入など組織形態の多様化を可能とする制度が順次整備されてきていることがある。今回の統合を実効あるものとし、また、各産業分野でも活発化することが予測される再編の動きを円滑に実現していくために、引き続き会社分割法制と関連する税制措置の整備を進めるとともに、連結納税制度を2001年度から着実に導入することを要望する。

以 上


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