ミレニアム・プロジェクトの決定に関する今井会長コメント

1999年12月19日
(社)経済団体連合会


今般、小渕総理のリーダーシップにより、産業界の提案がミレニアム・プロジェクトとして結実したことに心から感謝申し上げたい。本プロジェクトは、省庁横断的取り組みはもとより、目標年次や複数年度にわたる実施計画の明示、プロジェクト責任者の明確化、評価・助言体制の確立など、従来にない試みが取り入れられており、極めて画期的なものである。今後の技術開発プロジェクトのモデルとなることを強く期待する。

また、本プロジェクトの推進は、今後のわが国にとって、極めて重要な情報化、高齢化、環境対応における科学・技術開発を実現させるものであり、国民に夢と将来への展望を与えるものとなろう。

産業界としても、本プロジェクトが着実に成果に結びつくよう、支援体制を組むなどして積極的に協力して参りたい。

以 上


※ ミレニアム・プロジェクトについて
今後のわが国経済社会にとって重要性や緊要性の高い、情報化、高齢化、環境対応の3分野における技術革新を中心とした産学官共同プロジェクトであり、1999年12月19日に内閣総理大臣決定された。来年度予算では、情報通信、科学技術、環境等経済新生特別枠のうち、本プロジェクトの推進を図るため、合計1,206億円が計上されている。
参照:月刊 Keidanren 12月号

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