小渕前総理ご逝去に関する今井会長談話

2000年5月14日
(社)経済団体連合会


回復に向かわれることをお祈り申し上げていたところ、ご逝去の報に接し、深い悲しみを覚える。心よりご冥福をお祈り申し上げたい。

小渕前総理は、98年7月に就任されて以来、日本発の金融恐慌を回避するために金融システムの安定化に取組むとともに、未曾有の不況に立ち向かうため、法人税、所得税の減税、大規模な財政出動などの景気対策を果断に実行された。また、供給面の対策として昨年、産業競争力会議を組織され、経済界の要請に応えてさまざまな法整備やミレニアム・プロジェクトの実現に取組まれた。

今日、金融システムは安定し、景気は回復基調にある。前総理には、民間主導で自律的な回復軌道に乗りつつある日本経済を、是非見届けていただきたかった。また、自らが精力を傾けられた九州・沖縄サミットをみることなくお亡くなりになったことが、本当に残念でならない。

以 上


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