総選挙結果に関する今井会長コメント

2000年6月26日
(社)経済団体連合会


今回、連立与党が議席を減らしながらも過半数を上回る議席を獲得し、衆参両院で安定勢力を確保したことを歓迎する。経済界も、かねてより政策を迅速果敢に遂行できる、強力かつ安定した政権を望んできたところである。

連立与党が、金融システムの安定や景気対策など経済再生に実績を挙げてきたこと、予め選挙後の政権の枠組みや政策を明確に示したことなどが、有権者から評価されたと言えよう。

総選挙の結果は、現在の連立の枠組みと掲げる政策が、国民の信任を得たことを示している。連立与党には、自信をもって、21世紀のスタートを飾るに相応しい強力な新内閣を速やかに発足させ、まず景気の自律的な回復を確かなものとするため、万全を期すことを希望する。

さらに、連立与党には、21世紀に向けた魅力ある国づくりに大胆に取り組んでもらいたい。財政改革のグランドデザインの確立、IT革命や規制改革などの構造改革の推進、さらには、教育改革や憲法問題など、山積する重要政策課題の推進に全力を挙げてほしい。
経団連としても、こうした政策課題の遂行に全面的に協力していく所存である。

以 上


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