２０００年７月４日
(社)経済団体連合会
新内閣の顔ぶれを見ると、まず、当面の最重要課題である景気の自律回復の実現、九州・沖縄サミットの成功等に向け、宮澤蔵相、河野外相、堺屋経済企画庁長官、続総務庁長官と、四人の重要閣僚が留任し、政策の継続性が確保されたことを歓迎したい。
また、財政、社会保障制度、税制を包括したグランドデザインの策定や、グローバル化時代に対応した法制度の整備が急務となっているが、これらに関連した閣僚にも政策通の実力者が配置されており、心強い。
全体として、政治のリーダーシップ発揮が十分期待できる、強力で安定した内閣ができたと思う。
自民党の挙党体制の確立、連立与党の円滑な運営にも配慮された組閣だと思うが、政府・与党が取り組むべき重要政策課題は山積しており、今後の政策運営にあたってもこうした点に十分配慮してほしい。
経団連としても、新内閣に全面的に協力していきたい。近く森総理に会い、重要政策課題について具体的に要望したい。
以 上