記者会見における今井会長の発言より

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2000年4月5日
(社)経済団体連合会

【新内閣の発足にあたって】

新内閣には、まず予算関連法案その他の重要法案、有珠山噴火対策、サミットの準備など当面の懸案を処理していただきたい。また、産業競争力強化、社会保障制度改革、教育改革、地方財政、行政改革、規制改革などの構造改革についても取り組んでいただきたい。経団連としては、新内閣への要望を取りまとめたいと考えている。
森新総理は、重要閣僚を3つ、党三役のすべてを務められた方であり、経歴、経験、貫禄とも十分だと思う。ここ数年は自民党総務会長、幹事長として活躍されており、経団連とも良好な関係にある。
時解散・総選挙の時期は、総理が決めることである。ただ、サミット前の総選挙という選択肢も加わったと思う。いずれにしても、今年は総選挙の年になる。森新総理は清和政策研究会で政策構想も取りまとめておられるが、新政権としての具体的な政権構想を自らの口で語り、選挙に臨んでほしい。構想は、安定した連立政権でこそできる21世紀の課題を掲げていただきたい。各党にも、選挙には政策構想をもって臨んでほしい。
小渕前総理には、さぞ無念であったと思う。金融システムの安定や景気対策に意を尽くされ、成果が出るところであった。九州・沖縄サミットも、ご自身で主宰されたかったであろう。

以 上

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