ようやく11月9日に補正予算が閣議決定され、国会審議が始まったばかりだ。おそらく今週いっぱいでまとまるだろうが、補正予算がまとまるまで第2次補正については発言するものではない。
現在のペイオフ解禁の凍結自体が異常な状態だ。預金者は自己責任で預金すべきである。これまで何回も解禁を延ばしてきているので、また延ばすと、日本の問題解決能力を疑われることになる。
COP3の枠組みのまま、その延長線上で決まり、良かった。しかし、米国が参加しないと、中国、インドをはじめ途上国は参加しない。米国の参加を引き続き求めていく必要がある。小さな枠組みで地球環境問題を議論すべきではない。一方国内では、産業界は「経団連自主行動計画」の下、着々と削減努力を続けている。今後も精度、透明性、信頼性を高める努力を続ける。一方、民生・運輸部門の対策がなされていない。これは国民生活のあらゆる面で省エネを求めるものであり、政府は国民全員が問題意識を持つよう努めるべきだ。さらには、代替エネルギーの開発を積極的に進めていかなければならない。
中国や台湾といった、世界経済に大きな影響を及ぼす国・地域がWTOに加盟することは良いことだ。知的所有権保護などWTOのルール遵守をお願いしたい。中国の加盟により、日本企業は一面では競争が苦しくなるが、一面ではチャンスが生じる。私はプラスの方がはるかに大きいと見ている。