米国の新温暖化対策案に対する今井会長コメント

2002年2月15日
(社)経済団体連合会


ブッシュ大統領が、新たな温暖化対策案を発表したことを歓迎する。

新提案は、産業界の自主的取り組みを尊重するとともに、温室効果ガス排出量を経済成長と両立させながら段階的に削減していく考え方を採用し、新技術の開発を強力に支援することとしており、高く評価できる。

実効ある温暖化対策のためには、世界最大の温室効果ガス排出国で、地球温暖化防止に大きな役割を担う米国の参加が不可欠である。しかし現状では、削減目標について米国と京都議定書参加国との間に極めて大きな差異がある。日本政府は、早急に欧州等と協議を進め、米国案と京都議定書を一体化した国際的な枠組みの構築に向けてリーダーシップを発揮すべきである。

18日に予定される日米首脳会談において、地球温暖化の防止に向けた真摯な話し合いが行われることを望んでいる。

以 上


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